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OTTOとの久しぶりの休日。
名古屋城(名古屋嬢ではない)を眺めながらのビュッフェ。
ウェスティン名古屋キャッスルのブローニュへ。
http://www.castle.co.jp/index_wnc.html

Brooch of bouquetと前日メガネ留めで作ったジャクリーンケネディーをイメージして作ったシンプルネックレスをGAPで半額だったパープルのロングカーディガンに合わせた。
激安セーターもハンドメイドジュエリーで「お出かけMODE」と自画自賛…。
未だ片付けが終わらない「余合製作所」、何度洗濯機、食洗機まわしてもなくならない洗い物の山…
そんな日常から解放してくれるホテルの空間が好きだ~♪

最近のホテルでは殆ど「ビュッフェ」(仏:buffet)で「バイキング食べ放題!」みたいな表現をしないな~。バイキングニッティングでモノヅクリしているので、「バイキング」には個人的に親しみを感じてるのだけど…
「バイキング」は1957年に帝国ホテルで名付けられた和製英語だそうだ…。
欧州の一部や北欧などでは「スモーガスボード(smorgasbord)」
アメリカでは「All You Can Eat」または「バフェ」だそう…。

自称バイキング評論家のOTTOの一押しビュッフェはパークハイアット東京ジランドール。
http://www.parkhyatttokyo.com/home.html
名古屋に移住してからはなかなか行く機会がないパークハイアット。
ソフィア・コッポラの「Lost In Translation」はパークハイアット東京が舞台。
一部の外国人ビジネスマンには映画で出てきたニューヨークバーで飲むのがブームだそう…。
スカーレットヨハンソンがベットに横たわる、気だるい感じの写真に惹かれている。
ソフィアコッポラの描く淡く儚い世界が好き。
「マリーアントワネット」のラデュレのお菓子を効果的に使ったあま~いパステルカラーの映像も美しいけど、私は断然ロスト派。
映画はギラギラとした東京が舞台なのだけど、ソフィアコッポラが撮ると、東京なのだけど違う時空に存在するもう一つの東京のような不思議な感じがした。
学生の時、ジムジャームッシュの「ストレンジャーザンパラダイス」を観た時に感じた今は死語となってしまった「アンニュイ」な感じだ。
全編に拡がるふわふわとした浮遊感。
いわゆるアメリカ映画の「GOGO頑張れ!人生山あり谷あり、でも最後は皆ハッピー!」みたいな感じとは全然違う。
目的も結論もない倦怠感を表現した映画。
見終わった後は決してスカッとしないのだけど、徐々に身体がその映画に侵食されていく感じ…。
爆笑はないけど、クスッとほくそ笑むような…。
ストレンジャーよりロストの方がより判りやすくロマンティックだ。
上質なプラトニックなラブストーリーに仕上がっている。ソフィアコッポラの色彩感が今はとてもお気に入り、こんな色彩のアンニュイなジュエリーを作りたい。

ホテルビュッフェの後はOTTOとアピタで夕食の買い物。
静岡産セロリが一束100円の激安に二人で歓喜し、お味噌売り場で「やっぱり赤みそはカクキューよりまるや」とあ~だこーだ言いながらの買い物。
あまりにも一緒に過ごす時間がなかったので…ワインの銘柄を選ぶよりもティファニーでダイヤを眺めるより…スーパーで野菜を眺め、お肉を選ぶ時間が今は一番キラキラと艶やかに輝く贅沢な時間に思えた…。