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印刷所から上がってきたばかりの新刊とBAS横浜で対面しました。
こうやって6冊目の書籍を出版できたのはいつも応援してくださる皆様の御陰です。
今回は珍しく産みの苦しみを味わいました。
内容自体は、これからハンドメイド作家を目指すような若い方にも手に取って欲しかったので、簡単な作品も多数掲載しているのですが…
今回はとにかく出版することを目標としたのではなく、出版してからがある意味勝負というか…
この本をきっかけにより多くの方にモードジュエリーメイキング講座に興味を持っていただいて、全国で頑張ってくださっている講師の先生方の門を叩く方がいらっしゃいますようにという想い…
そしてお世話になっているビーズ業界に少しでも恩返しができたらという気持ちを込めました。
はじめてPrologueだけでなくEpilogueも書かせていただいております。
その中でも書いておりますが……
尊敬するコスチュームジュエラーでもあるシャネルが目指していたのは「富の象徴」の宝石ではなく、「美のオブジェ」であるコスチュームジュエリーの世界。
交際していたウエストミンスター公爵からダイヤ、ルビー、エメラルドなどが輝く多くの宝石をプレゼントされていたシャネルは、決してその宝石を喜んで身につけることはなかったと言われています。
「たまたまお金持ちだからって、首の周りに何百万ドルもぶらさげて歩き回るのは、ものすごく品の悪いことだわ。」というシャネルの言葉が印象的。
意味を持つのは「ステイタス」ではなく「スタイル」というシャネルの信念こそがコスチュームジュエリーの世界に反映されている思います。
コスチュームジュエリーは、フェイクジュエリーだという言葉が先行する時がありますが…フェイクなことに逆に意味があるのです。
貴金属、貴石を使わないからこそ、昼夜問わず存分に楽しむことができるジュエリーなのだと思います。
ダイヤモンドの輝きをこえたスワロフスキーをはじめとした個性的なパーツを使って、自由な発想でモノヅクリを満喫できるのもコスチュームジュエリーの魅力です。
私にとってのコスチュームジュエリーは、やはりファッションと密接な関係を持っています。
夫とのデートの際や、女友達とのお出かけ、講習会で教壇に立つ際にファッションに合わせて身につけることによって気持ちをより盛り上げてくれる、自分を輝かせてくれるような気持ちになれるお守り的なアイテム。
最近では20代の方が愛読するファッション雑誌でもコスチュームジュエリーの特集が組まれるようになりました。
そんなトレンドのコスチュームジュエリーをハンドメイドする喜びをより多くの方に興味を持ってもらえる書籍を目指しました。
本の出版は出産に似ています。
決して一人では作りだせない。
編集の手塚さんをはじめマガジンランドの皆様、企画を立ち上げてくれた西澤さん、安本さんをはじめとしたオールアバウトライフワークスの皆様、美しい写真を撮ってくださった近藤さん、おしゃれなブックデザインに仕上げてくださいました清水さん、判りやすいレシピを書いてくださった山口裕子先生をはじめ株式会社レシピアの皆様、細かい校正を含めサポートしてくれた和田まりこ先生とgrisの蒲生さん、素材を提供してくださいましたX-SENSE、COSJWE、藤久、ユザワヤ、貴和製作所、PARTS CLUB、MIYUKI…企業の皆様のご支援、いつも励ましてくれる講師の先生方、生徒様、友人…
ここに書ききれないほどの多くの方々のあたたかいご支援、お力添えで難産の末やっと生み出せた感じです。
感謝の気持ちでいっぱいです。
この場を借りて、心からのお礼を言わせてください。
名古屋に戻り、夫に本を見せたら珍しく褒めてくれて「お父さんに見せなさい」と一言…
この言葉で半年間のプレッシャーからの緊張の糸が切れて涙がこぼれました。
幼い頃、工具の使い方を最初に教えてくれたのは父でした。
ジャーナリストだったのですが…手先も器用でテレビを直したり、ラジオを組み立てたりする父は私のHEROでした。
結婚後、いつもモノヅクリを応援してくれていたのは義父と義母…
今は空の上から見守ってくれている3人にこの本を捧げたい。
                                      余合ナオミ